親なきあと準備ガイド

親なきあと準備は、ひとつの制度や契約だけで完結するものではありません。本人の暮らし、福祉サービス、お金、親の高齢化、家族や支援者への引継ぎを、分かる範囲から整理していくことが大切です。

このページでは、診断カテゴリに合わせて5つの視点で確認します。

1. 生活の場・日常支援

本人の住まい、日中活動、通院、服薬、移動、日常の支援者、緊急時の一時受け皿を確認します。

よくある未整理状態:

  • 親だけが生活情報を把握している
  • 短期入所先や緊急時の受け皿が分からない
  • 本人の苦手なことや支援方法が言語化されていない

最初に確認すること:

  • 現在の生活場所
  • 通所先、福祉事業所、支援者
  • かかりつけ医、服薬、医療情報
  • 本人の好きなこと、苦手なこと、支援時の注意点

相談先候補:

  • 相談支援専門員
  • 福祉事業所
  • 自治体の障害福祉窓口
  • 医療機関

2. 福祉サービス・相談支援

相談支援専門員、サービス等利用計画、障害福祉サービス、基幹相談支援センター、自治体窓口とのつながりを確認します。

よくある未整理状態:

  • 相談支援専門員がいない
  • サービスの更新時期が分からない
  • 親が倒れた場合の相談先が分からない

最初に確認すること:

  • 受給者証
  • 利用中の障害福祉サービス
  • 相談支援専門員の有無
  • 緊急時の相談先

相談先候補:

  • 相談支援専門員
  • 自治体の障害福祉窓口
  • 基幹相談支援センター
  • 社会福祉協議会

3. お金・契約・制度

障害年金、手当、生活保護、医療費助成、生活費、通帳、契約、財産管理、後見制度などを確認します。

よくある未整理状態:

  • 本人の収支が分からない
  • 重要書類の場所を親しか知らない
  • 成年後見や任意後見を漠然と不安に感じている

最初に確認すること:

  • 障害年金、手当、医療費助成
  • 生活費の収支
  • 通帳、印鑑、保険、重要書類の保管場所
  • 契約や財産管理について確認したいこと

相談先候補:

  • 自治体窓口
  • 社会福祉協議会
  • 専門職
  • 年金事務所等の関係窓口

4. 親の高齢化・緊急時対応

親の入院、介護、認知機能低下、緊急連絡先、地域包括支援センター、緊急時の受け皿を確認します。

よくある未整理状態:

  • 親の急病時の連絡順がない
  • 親の介護相談先がない
  • 本人の一時的な受け皿が分からない

最初に確認すること:

  • 親の居住地の地域包括支援センター
  • 緊急連絡先
  • 医療情報
  • 親が支えられない場合の初動

相談先候補:

  • 地域包括支援センター
  • 相談支援専門員
  • 自治体窓口
  • 医療機関
  • 親族

5. 家族・支援者への引継ぎ

親族、きょうだい、支援者、本人情報、役割分担、情報共有ノートを確認します。

よくある未整理状態:

  • 親だけが情報を把握している
  • きょうだいが何をすべきか分からない
  • 支援者の連絡先が共有されていない

最初に確認すること:

  • 本人情報
  • 支援者一覧
  • 緊急連絡先
  • 家族ができること、できないこと

相談先候補:

  • 親族・きょうだい
  • 相談支援専門員
  • 福祉事業所
  • NPO・家族会

状況別に確認する

親なきあと準備は、すべてを一度に整える必要はありません。今気になっていることから、関係する記事を読んでみてください。

共通初動

まず何から確認すればよいか分からない

診断・はじめての方・相談前整理へつなぐ入口

きょうだいが最初に確認すること

関連ページ