親が認知症になる前に、何をしておけば良いのでしょうか?

親の高齢化・緊急時対応

この記事では、運営者自身の経験も踏まえながら、一つの考え方を紹介します。 

考え方

親が元気に話せるうちに、障害のある兄妹のことと、親自身のことを分けて確認します。本人の支援、親の医療、重要書類、連絡先、希望している暮らしなど。そして、親が実施している手続きの書類に、徐々に目を通すようにしておければ、少しずつ情報共有がすすみます。

なぜそう考えるのか

親が認知症になると、これまで親だけが把握していた情報を確認しにくくなります。本人の支援先やお金の管理、親自身の通院や介護サービス、重要書類の場所などが分からないと、きょうだいが急に困ることがあります。

ただ、認知症には突然なるわけではありませんので、最初から相続や後見制度といった重たい話をする必要はありません。まずは、親が普段使っている医療機関、連絡先、本人に関する支援者、書類の保管場所を確認します。親の課題と本人の課題を分けて書き出すと、整理しやすくなります。

親の希望を聞くときも、重くなりすぎない工夫が必要です。どこで暮らしたいか、誰に連絡してほしいか、本人について知っておいてほしいことは何か。答えが途中でも、聞けたことを残しておくと、後で家族や支援者と共有しやすくなります。

私の場合

親が認知症になっていったとき、徐々にすすんでいるように見受けられました。今、振り返って考えてみると、認知症の進行は、実家に届いている役所からの郵便物を、少しずつ処理できなくなっていったことに表れていました。親が元気なうちは何となく回っていても、骨折や物忘れなど小さな変化から前提が変わります。だから、話せるうちに少しずつ聞くことが大切だと感じています。