この記事では、運営者自身の経験も踏まえながら、一つの考え方を紹介します。
考え方
きょうだいとして、障害のある兄妹の「親なきあと」を考えていくとき、親からなにを引き継ぐかを考えてきました。ですが、もっと時間が経てば、その「親」の部分は、「私」に置き換わります。私も、本人の暮らし、支援者、連絡先、お金、困りごと、これまでの経緯をまとめておくことが大切で、複数の人や窓口へつながる状態を作っておくことが必要です。
なぜそう考えるのか
きょうだいが親なきあとを支える立場になった場合、その次に考えるのは、自分が動けなくなったあとのことです。年齢や病気、家庭の事情によって、今できている支援が続けられなくなる可能性があります。
大切なのは、支援を自分の記憶だけに置かないことです。本人の生活の流れ、支援者、医療、相談先、重要書類、家族の約束ごとを記録しておくと、次に関わる人が状況をつかみやすくなります。これは、誰かに丸投げするためではなく、途切れにくくするための準備です。
自分が動けなくなったあとを考えると不安になりますが、最初から完全な計画を作る必要はありません。まず、今自分が担っていることを書き出し、誰に共有できるかを考えます。支援者や家族へ渡せる情報を残すことが、現実的な一歩です。
経験から学んだこと
親なきあとを考えていると、やがて自分自身の将来にも行き着きます。私は、まだ、これからです。ただ、障害をもつ兄弟と、親のことを、並べて考えるようにしてきましたので、私のことも、一緒に並べて考えればよいのだと知っています。
出来事や気づきを残し、他の人が状況を追えるようにすることを大切にしたいと思っています。