親から何も引き継がれていません。どうやって情報共有していけばよいでしょうか?

家族・支援者への引継ぎ

この記事では、運営者自身の経験も踏まえながら、一つの考え方を紹介します。 

考え方

なにを伝えたらよいのか、親も、きょうだいも、お互いにわかっていないのかもしれません。
親しか知らない情報は、家庭の中にたくさんあります。本人の通院先、服薬、苦手なこと、サービス事業所、年金や手当、重要書類の場所などです。親が元気なうちは自然に回っているため、引継ぎとして整理されていないことも珍しくありません。

なぜそう考えるのか

項目が多すぎて、きょうだい側も、なにから聞いたら良いかわからない。また逆に親の立場から見たときに、きょうだいが何を知っていて、何を知らないのかがわからないのかもしれませんし、またなにかあれば、その場で考えて行動できるだけの経験値のほうが重要で、リストにして引き継ぐようなものではないと考えているかもしれません。

ですが引継ぎは、完成した資料を作ることだけではありません。話したことをメモしておく、郵便物はどこに保管されているかを知る、毎月の行事予定が書かれたカレンダーを見て、「これなに?」と聞くことなども、情報共有の一部です。

経験から学んだこと

私の場合、実家を出て、10年以上、ほとんど実家には帰らずにいました。そのような状況で、弟の将来に関してだけヒアリングすることは、不自然に感じました。
3か月に1度、両親が弟をタクシーで連れて行くという定期的な用事がありました。そのときに、私が車を出して、運転して、両親と弟を歯科検診に連れていくようにしました。
それは自然なかたちでの情報共有になりました。