この記事では、運営者自身の経験も踏まえながら、一つの考え方を紹介します。
考え方
空きがないと知ると、これからどうしたらよいのか、と悲観的になると思います。ですが、「1本の太いパイプより100の糸」という考え方を採用しましょう。入所だけを唯一の答えにせず、グループホーム、ショートステイ、通所、訪問系サービス、相談支援を並べて、今の暮らしをどう支えるかを考えます。
なぜそう考えるのか
入所施設には空きが少ない地域もあります。希望してすぐ利用できるとは限らないため、待つ間の暮らしをどう支えるかが大切になります。空きがないという事実だけで止まらず、今使える支援を確認することが次の一歩です。
住まいの問題は、施設の空きだけで決まりません。日中活動、家族の見守り、訪問サービス、短期入所、相談支援などを組み合わせることで、今の生活を少し安定させられる場合があります。緊急時と長期的な住まいを分けて考えると、相談しやすくなります。
家族・きょうだいが探し続けて消耗する前に、相談窓口へ状況を共有することが大切です。本人の困りごと、親の年齢や体力、家族が担える範囲を伝えると、優先度や選択肢を一緒に考えやすくなります。
経験から学んだこと
これを言うと、元も子もないのですが、実際に入所に踏み切るとき、結局は「ご縁」と「タイミング」になっていると思います。私の弟を入所させたいと思っていた施設は、数年前まで「空きがない」という状況だったのですが、母が認知症となり、もう弟の入所が「待ったなし」の状況になったときには、たまたま、その希望していた施設に空きがありました。
ただ、ある程度、人との関わりと情報量により、ご縁がつながる確率はあがるのではないかと思います。ゆっくり準備をすすめるのがよいのではないでしょうか。
